1.統計データブックの編集・刊行
恒太は生前「日本国勢図会」をはじめ「金利精覧」「ポケット論語」「一言集」等々
数多くの著書を著しましたが、当財団では恒太の精神を永く伝承するため、次の
統計データブックを編集・刊行しています。
○「日本国勢図会」 昭和2年初版発刊 毎年6月発行(年刊)
恒太が教育への思いを形にして昭和2年に発刊以来、現在まで版歴を重ねています。
日本を概括する広範な統計と平易な解説により、教育分野において広く活用されて
いるばかりでなく、一般にも数多く購読されています。
○「世界国勢図会」 昭和60年初版発刊 毎年9月発行(年刊)
「日本国勢図会」の国際統計版として、主要な分野における各国の統計データを
多数収集し、直接対比することで国際情勢や各国の地位を把握できるように編集
しています。
○「データでみる県勢」 昭和63年初版発刊 毎年12月発行(年刊)
「日本国勢図会」の地域統計版として、豊富な都道府県統計を主体に市町村に関する
基本的な統計を付加することで、各自治体と地域の情勢を明らかにしています。
○「日本のすがた」 昭和45年初版発刊 毎年3月発行(年刊)
「日本国勢図会」のジュニア版として、主に小学校高学年から中学生向けに編集
しています。その分かりやすい内容が、子供から大人まで幅広い読者層に支持
されています。
○「数字でみる日本の100年」 昭和56年初版発刊(不定期刊行)
「日本国勢図会」の長期統計版として明治以降の統計を掲載し、経済産業活動の
変遷・社会の変化を示しています。
2.在外教育施設への統計データブックの贈呈
海外教育施設(全日制日本人学校、補習授業校および私立校)に対し、
不足しがちな社会科教材資料を補完するため、昭和61年より毎年「日本国勢図会」
「日本のすがた」「世界国勢図会」の3図書を寄贈し、海外子女教育の活動を
賛助しています。
3.統計関連団体への出捐
日本国内における統計の普及・啓発を図る次の事業への賛助を行っています。
○『大内賞』
戦後わが国の統計の再建に尽力された故大内兵衛博士の業績を記念して、
1953年度に設けられた、統計の進歩や統計知識の普及に貢献した個人、
団体を表彰する『大内賞』(主催:大内賞委員会)に賛助金を出捐しています。
○『統計グラフコンクール』
統計の普及と統計の表現技術の研鑽を図るため、全国の小学生、中学生、
高校生等を対象に実施される『統計グラフ全国コンクール(主催:公益財団法人統計
情報研究開発センター)』の各部門入賞者に対し、賞金並びに副賞を贈呈しています。