1.「恒心会」【*1】及び「三徳園友の会」【*2】への支援
これら2団体は、岡山県当局との連携・後援の下、会員相互の研鑽や若手育成の
ための研修会の開催等を通じ、地域農業の振興・活性化に貢献しています。
当財団は、会からの申請に基づき、年次総会や研究会の費用の一部を補助して
います。
2.「三徳塾同窓恒親会」【*3】への支援(『新三徳賞』表彰事業)
当財団では、昭和29年から39年まで三徳塾卒業生を対象に優秀な農業青年を
「三徳賞」として表彰してきましたが、同塾が岡山県立農業大学校に併合された
ことに伴い、「三徳賞」は「矢野賞」に吸収されました。
平成10年より三徳塾同窓恒親会・岡山県当局からの要望を受け『新三徳賞』として
復活し、それ以降、同塾卒業生の中で永年農業に携わり現在も優れた実績を上げ
ている方を表彰しています。
※「三徳塾」について
わが国農業の振興に深い関心を寄せ、農村子弟に実際に即した農業知識を授け
たいと念願していた矢野恒太翁は、昭和9年、郷土岡山県上道町に農民道場
として「三徳塾」を設立。昭和19年には、同県植月村に「三徳塾分場」を開設した。
その後これらの施設は、前者は「岡山県青少年農林文化センター三徳園」及び
「“小鳥の森”の公園」として、後者は「岡山県農林水産総合センター森林研究所」
として、県に引き継がれ、今日に至っています。
3.生誕地等、諸施設の維持管理
- 恒太の岡山県所在の生家跡地及び先祖墓所等の維持管理を行っています。
- 恒太及び池田翁の墓所管理を行っています。
- 【*1】
- 「恒心会」:矢野賞、三徳賞、新三徳賞の受賞者を会員として構成
- 【*2】
- 「三徳園友の会」:恒心会および三徳塾同窓恒親会の会員でかつ恒太の
三徳塾開設の精神を顕彰するという目的に賛同するものを会員として構成 - 【*3】
- 「三徳塾同窓恒親会」:三徳塾卒業生等を会員として構成
三徳園・恒太翁記念碑 ”進徳修業”
三徳園・農業展示館
恒太翁生家跡地・産湯の井戸